1956年5月に熊本県水俣市で公式発見された水俣病
その水俣病を世界中に伝えたアメリカのカメラマン ”ユージン・スミス” を
ジョニー・デップが演ずることが発表された。
水俣病とは?
小学生か中学生の頃、学校で「水俣病」についての授業は受けた。
日本四大公害病のひとつとされ、日本の高度成長期に発生し、「公害の原点」ともいわれている。
写真と映像をあわせて学んだ。まだ小さかった私は、とにかく恐ろしく、その災が
自分に起こっていないことにほっとしたものだ。
1956年5月に熊本県水俣市にて公式発見、発祥地の名称から ”水俣病” と命名された。
市内にあったチッソ水俣工場から水俣湾に排出されたメチル水銀が含まれた工場排水により
魚介類が汚染され、その魚介類を食した住民の一部に見られた「メチル水銀中毒症」だ。
手足がしびれ、言葉がしっかり話せなくなり、
ひどくなると、激しい痛みに襲われ、意識不明になりなくなることもあった。
水俣病と認定された方は、2,000人以上にのぼり、
被害を受けた方は15,000人を超えている。
発生から60年以上たった今もまだ、苦しんでいる人々はいる。
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ユージン・スミス氏とは?
その「水俣病」を世界に伝えたアメリカのカメラマンがいた。
「ユージン・スミス」氏。
写真史上、最も偉大なドキュメンタリー写真家のひとりとされ
「ライフ」を中心に活動、数多くのフォトエッセイを発表している。
写真家になったきっかけは、17歳のときにある日系写真家の作品に強い感銘を受けたから。
その後、太平洋戦争に従軍。サイパンや、硫黄島等へ戦争写真家として派遣され
沖縄戦で、日本軍の砲弾により負傷し、2年に及ぶ療養生活を送る。
その後、カメラマンとして復帰した彼は、1961年日立製作所のPR写真撮影のため来日
1970年、水俣病の取材を始めた。
1972年にはチッソ側が雇った暴力団に暴行を受け、カメラを壊され、片目失明の重傷を負う。
1977年、アメリカのアリゾナに移ったが、同年脳卒中を発症
一時は回復するが、翌年発作を起こし、亡くなった。
映画『ミナマタ』ジョニー・デップ主演
「水俣病」を世界中に知らしめたカメラマンユージン・スミス氏を
ジョニーデップが演じる。
ジョニー・デップが新作映画『ミナマタ(原題:Minamata)』の出演が決定。ジョニーは来年1月から来日し、日本で撮影を行う予定。#ジョニーデップ
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— フロントロウ編集部 (@frontrowjp) October 24, 2018
まだ、ジョニーデップからはコメントがでてないみたい。
個人的に、私はジョニーデップの映画のなかでは『ショコラ』が大好きで
あの渋い感じが魅力的なんだけど
このユージン・スミス氏をどう演じてくれるのか、とっても楽しみ。
撮影は来年1月、日本とセルビアで行われる。
日本で あのジョニーデップが、撮影するなんて!
一生会えないかもしれない大スターだから、多少遠目でも生のジョニーデップを
みたいと思うのは私だけでしょうか・・・
あ、でも邪魔にならないようにしなくては!
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