トロント国際映画祭の観客賞とは?
毎年9月の11日間、カナダのトロントで行われる『トロント国際映画祭』
今年も9月6日から16日まで、トロント市内の各劇場等で開催されました。
[今日のホームページ] 16日までカナダ、トロントでは国際映画祭が開催されています。それにちなんで、この街を代表する博物館、ロイヤルオンタリオ博物館の外観をお届けします。https://t.co/M8zSA81wfJ #BingJP #カナダ #トロント国際映画祭 #ロイヤルオンタリオ博物館 pic.twitter.com/rSkVjvIf1M
— Bing 日本版 (@BingJP) September 10, 2018
1976年からと古い歴史を持ち、世界60カ国以上、300本以上のフィルムが
開催されるこの映画祭、アカデミー賞の前哨戦とも言われていて、
この映画祭で高い評価を得ると、その後のアカデミー賞の受賞確率が
高いと言われています。
昨年受賞した『スリー・ビルボード』では、アカデミー賞主演女優賞と助演
男優賞を受賞しています。
日本の作品は、2003年に北野武監督の『座頭市』が受賞しています。
映画『グリーン・ブック』
そのトロント国際映画祭、今年はピーター・ファレリー監督の『グリーン・ブック』
が受賞しました。
#ピーター・ファレリー監督『#グリーン・ブック』が第43回 #トロント国際映画祭 で最高賞<観客賞>受賞https://t.co/M5zY8Lwonf pic.twitter.com/itlLbDidDD
— 映画情報どっとこむ (@eigajoho) September 17, 2018
『グリーン・ブック』は、1960年代のアメリカ南部を舞台にした黒人ピアニストと
彼に雇われた白人運転手の旅を描いた作品です。
そもそも、「グリーン・ブック」とは、人種隔離政策時代にアフリカ系アメリカ人が
自動車で旅行するときに、使用した旅行ガイドブックです。
著者は「ヴィクター・H・グリーン」というニューヨークの郵便集配人で1936年から
1966年まで発行されてます。
その「グリーン・ブック」をたよりに、アメリカ南部をツアーのために周る黒人セレブの
ドンは、彼とは全く違う環境で育ったイタリア系アメリカ人トニーを運転手として雇う。
保守的な家庭で育ったトニーだったが、一緒に旅をするうちに、二人には友情が芽生え
はじめて・・・
『グリーン・ブック』のキャスト
イタリア系アメリカ人のトニーには「ヴィゴ・モーテンセン」
アフリカ系アメリカ人のドンには「マハーシャラ・アリ」
ヴィゴ・モーテンセン
1958年10月20日生まれの60歳(2018年現在)、生まれたのは、アメリカのニューヨーク
ですが、小さい頃、世界中を転々としているので、英語の他にフランス語やスペイン語なども
話せます。結婚して長男がいらっしゃいますが、現在は離婚して、息子さんも大学進学のため
お一人のよう。
出演作は、やっぱりこれ!『ロード・オブ・ザ・リング』三部作
アラルゴン役で、しぶくて、力強くて正義感の強い総大将でした。
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その後、2007年『イースタン・プロミス』ではアカデミー主演男優賞にノミネートされたほか
多くの映画賞を受賞しています。
2009年には『ザ・ロード』、2011年『危険なメソッド』などで、いろいろな映画賞に
ノミネートされてあり男優賞を受賞しています。
マハーシャラ・アリ
1974年2月16日生まれの44歳(2018年現在)、生まれたのは、アメリカのオークランド
映画では、2008年に『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』に出演、その後『プレデターズ』
『ハンガー・ゲーム』シリーズ、2016年には『ムーンライト』にでています。
助演男優賞を受賞したのは
マハーシャラ・アリ(ムーンライト)!!
前哨戦圧勝の勢いそのままに順当勝ち。彼の演技をもっと見たい人は今すぐ「ハウス・オブ・カード」を!#アカデミー賞 pic.twitter.com/y4tWq58s42
— 映画情報 オスカーノユクエ (@oscarnoyukue) February 27, 2017
この作品『ムーンライト』でアカデミー賞助演男優賞を受賞したのですが、彼の出演時間は
わずか24分間!この部門での受賞は、最短だったそうです。
映画のみならず、ドラマでも『LAW&ORDER』 や『ALPHAS』、『ハウス・オブ・カード』
にも出演しています。
実力派の二人が作ったこの映画、早くみてみたいです。
2019年3月公開予定です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました♪
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